カテゴリ:日本語( 5 )

センスを磨き、幸せを呼ぶ~夢の言の葉~

あぢゃんです。

日本語って、とても美しいと思いませんか?

美しくない日本語を使ったり、日頃そういうことを気にも
かけない、そんな生活を送っていることが恥ずかしくな
るような、美しい日本語の先生がいます。

夢子さんといいます。
センスを磨き、幸せを呼ぶ~夢の言の葉~というHPをお持ちです。

ひとつお気に入りを引用すると、「おめでとう」

おめでとう←めでたい から来ていることは容易に分かりますね。

めでたいは、「愛でたい」からなんだそうです。
つまり、「愛したい」

相手を祝福するときに、「愛したい」という意味の言葉を
使っている。日本語って素敵ですね。

こういう言葉を紡いでいる。
言葉の感性が鋭い人だなー、と感心しました。

夢子さんはメルマガも発行されています。

あぢゃんも少しでも夢子さんの感性を吸収しようと、
毎回心を込めて読んでいます。

最近配信された、「ささめごと」なんて素晴らしいですね。
詳しくは、ご本人のページやメルマガを見ていただくのが
よいと思いますが、本当に詳しくはメルマガに登録する
必要があります。

夢子さんからの過去のお手紙(バックナンバー)は、公開
されていないんです。一部は楽天日記にあります。

夢子さんのホームページ
夢子さんのメルマガ
「ささめごと」はこちらに少し書いてありますよ。

では。
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by azhan | 2005-05-29 15:03 | 日本語

日本語と英語の視点の違い

こんにちは 語学マイスター あぢゃんです。
メルマガ凸凹マイスターが教える「英語サイエンスニュース」から
来てくれた方、いらっしゃいますか?どうもありがとうございます。

今日は、日本語と英語の視点の違いを書きます。

日本語と英語は文法も違いますし単語の語源も違うので
日本人にとって勉強するのは難しいですね。

でも、一番難しいのは「視点」ではないかと思います。

英語は「鳥の視点」、日本語は「虫の視点」です。
どの文法書にも書いてないので一番理解されていない違い
だろうと思います。でも大事なんです。

例文を出します。



なぞなぞです。これ、小さい頃に出されました。

「お店の前にずっと立っていたら何かくれたよ。なーんだ?」

分かりますか?

 ・
 ・
 ・
 ・

答え
「日が暮れた。」

「なんだよーそれー(`ヘ´) 」
と怒った記憶があります。

しかし、このなぞなぞ、実はなかなか奥が深いんです。
どれくらい奥が深いかというと、「カレーはかれー」ぐらい
奥が深いです。

(コホン)

今日は、このなぞなぞに関連した話を書きます。

日本語の「(物を)くれる」は英語で何と言いますか?
訳しにくい言葉のひとつですねこれは。
あなたから私に、ということであれば、

You give me one million yen.
願望が出てしまいました。


とにかく、giveですね。ほかにも買ってくれた場合はbuy、
送ってくれた場合はsendなど、色々な動詞が当てはまります。

日本語と英語でいちばん違うのは、
「英語では『あげる』も同じ動詞を使う」ことです。

I give you one thousand yen.
金額が小さいですね。気持ちが出てしまいました。


英語では、「私→あなた」も「あなた→私」も、さらに、他
の人が関わっても動詞はgiveです。三人称単数の時にsが付き
ますが、日本語で別の動詞を使うのとは違いますね。

ところで日本語の「くれる」には別の意味もあります。
そう、「日が暮れる」です。

まだ定説ではないようですが、同じ語源のやまとことばのよ
うです。なぜ日が暮れるのと物をくれるのが同じ言葉なのか
というと、こういうことです。

(物を)「あげる」 ⇔ 「くれる」
(日が)(あける) ⇔ (くれる)
(色が)(あかい) ⇔ (くろい)
(光が)(あかるい)⇔ (くらい)

あける・あげるのak-、ag-と対立するのがくれるのkur-です。

もともと「あかい」は「あかるい」意味だったので、色の
赤・黒の対立は理解できます。
では、物を「あげる」「くれる」はどうでしょうか。

定説ではないかもしれませんが、

自分を一番下に置いて、

自分から人に(つまり上方に)「あげる」
人から自分に(つまり下方に)「くれる」

という上下のイメージがあるのではないでしょうか。

ここまでのお話は、金谷武洋さんの書かれた、
英語にも主語はなかった」という本を参考にしました。

日本語が特殊な言語だという主張が聞かれる中、金谷さんは
英語も歴史を遡ると日本語みたいだった時代がある、という
主張をされています。面白い内容です。

英語と日本語の視点の違いも取り上げられています。

英語は、「鳥の視点」または「神の視点」だそうで、
日本語は「虫の視点」です。

英語は、上から見下ろしている感覚なので、自分も他人も、
人間も物も同じように文法的に扱います。

日本語は、自分を一番下に置いて周りを見回すイメージなの
で、自分と他人の関係は対等ではありません。

このことが、「あげる」「くれる」に表れています。

さらに、現在・過去・未来の時間軸も英語は全てを見下ろす
のに対して、日本語は自分の注目している時点から見回すな
ど、視点の違いは本当に一貫しています。

時間軸に関してはまたの機会に。

今回は、日本語と英語の視点の違いを書きました。

なぞなぞから始まった割には、意外に深い話でしたね。

ではでは~。
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by Azhan | 2005-03-02 16:49 | 日本語

日本語の優れた特徴を活かそう

語学マイスター あぢゃんです(*^_^*)

この記事は、ついに創刊した、
メルマガ:凸凹マイスターが教える「英語サイエンスニュース」
の関連記事として書いています。メルマガの登録がまだの人は、
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このブログでは、語学力向上に役立つ記事を提供します。

しばらくは、日本語を考えることで英語力を向上させることを
目指して記事を書いてゆきます。

このブログの、日本語に関する記事のみを並べるとつながりがよ
く分かりますよ。
日本語カテゴリーの記事

さて、
今日は、日本語文法について考えてみます。皆さんが試せるよう
に、ツールとしてWeb上で公開されている自動翻訳ソフトを使っ
てみようと思います。

使用するのはexcite翻訳powered by Amikaiです。


今回も美しい日本語の要、「は」についてです。

こんにゃく文と言われる文があります。
日本語の文法研究では有名な文のようです。

「こんにゃくは、太らない。」

早速、自動翻訳してみます(結果は予想できますね)。

Konnyaku does not grow fat.

解説するまでもありませんが、powered by Amikaiの解釈によ
れば、「こんにゃく」が、続く動詞の動作の主体になっています。

太ってふくれてゆくこんにゃくって・・・想像してしまいました。

さて、「言語学のかほり」以前の記事でこんな文を書きました。


いわしは、背骨を取り、衣を付けて油で揚げてください。

早速自動翻訳してみますか。

A sardine should take the backbone, should attach
clothes and should fry them in oil.

(笑)・・・衣=clothesなのね。

ちなみに、以下のようにするのが分かりやすい、というか正しい
訳です。

Remove the backbones from sardines, coat them in
batter, and deep-fry them.

この文の主語は(命令形なので表れませんが)一貫してyouです。

これらの例で分かるとおり、翻訳ツールは、「○○は」という言い
方を期待通り間違えてくれました。英語にするときに主語にしてし
まったのですね。

日本語の「いわしは」は主語でもないし、目的語でもありません。
こうして考えるとむずかしいですね、日本語は。

でも、使いこなすだけなら簡単ですよね。

まず、主題、つまり大事なことを「○○は、」で提示。次に、
a.その○○が主語になる場合はそのまま続ける。
b.話者が主語になる場合は、「主語」の明示を避ける。
c.別途明示する必要がある時に「主語」を「△△が」で
  明示する。

という感じです。
上のa~cに対応する形で、2、3例を出してみます。

この記事は、役に立つ。
この記事は、昨日書いた。
この記事は、あぢゃんが書いた。

この一連の表現は、日本語の感覚としては、構文に大きな違いが
なく「この記事は」で始まり、その記事の説明があとに続きます。

ところが、全部英語に訳してみると、

This article is useful.
I wrote this article yesterday.
Azhan wrote this article.

全部主語が違います。当然、日本語の例みたいな一連の表現とい
う感覚もありません。

日本語を意識して、英語力を向上させる、というのは、こういう
ところを良く意識することなのです。

日本語の文を上手に書く場合、取り上げたいトピック、キーワー
ドを「○○は、」という形で文頭に持ってきて、あとは必要に応
じて「△△が」や、「□□に」などを使って、最後に動詞を持っ
てくればいいわけです。

主語から始めなくても文が作れるのは、日本語の優れた特徴です。
当然、上手に使えば英語より美しく文が作れます。

一方、英語には日本語のこの特徴がないということをよく意識す
る必要があります。

英語では、動作主(いわゆる主語)以外を文頭に持ってこようと
すると、受動態(受け身)を使ったり、強調構文を使ったりと、
かなり工夫が必要になります。

このあたりのことは、そのうち取り上げたいと思います。

今日は、日本語のすばらしさに触れましたね。

それでは次回もお楽しみに。

(メルマガと関係ない記事も時々書きますので、時々遊びに来て
くれるとうれしいです。)
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by azhan | 2004-11-24 21:41 | 日本語

「は」を見たら注意!

こんにちは、語学マイスター あぢゃんです(*^_^*)

今回も、英語と日本語の違いについて考えてみたいと思います。日
本語から英語という、非常に異なった言語に頭を切り換えるには、
両方の言語の違いを意識することが、特に大人にとっては助けにな
ります。

つまり、前回も申しましたが日本語を理解することで英語力が向上
するのです!これはお得ですね。

前回の「日英の違い」は、「主語」についてでしたが、今回はそれに
関連して、「は」についてです。

よく、「主語」で「は」と「が」とどっちを使うか、日本人には自明な
のに外国人には説明できない、ということを言う人がいます。

私はあぢゃんです。
私があぢゃんです。

この違いを説明できますか?難しいですねー。

実は、この違いはとても深い問題なのであぢゃんの手に負えるよう
なものではありません(でも頑張ってみます)。

あぢゃんはこう考えています。日本語では、自分の話をするとき、
自分が文章を書くときに、「自分の居場所」を明示する必要がある
のです。

この、自分の居場所とは、文字通り空間的な「場所」の他に「時間
的場所」、「意味的場所」も含んでいます。

上の文章、ちょっと変化させてみましょう。

私はブログライターです。
私がブログライターです。

前の例と同じく、「は」で書くと自然で、「が」で書くと「自己主張」
しているように感じますね。しかし、この説明として短絡的に
「が」をつかうと「ブログライターなのは私です」と、「私」を強調す
る意味になる、というような説明は正しくないと思います。その証拠
に、

このブログでは、私がブログライターです。

ぐっと自然になりませんか?自己主張の意味にもとれますが、さっ
きよりずっとナチュラルですね。

「は」で場所を提示してやると、文が自然になるのです。
さっきの例で自己主張っぽく感じたのは、「は」がなくて、場所の提
示がないので、「私が」が主役になってしまったためだと思います。

場所の提示は時間的なもの、意味的なものでもOKです。

今日は、私がブログライターです。
ある意味では、私がブログライターです。

さて、「は」は「主語※」を表すほかに「目的語※」も表します。

料理のレシピでは、
・にんじんは、皮をむき、乱切りにする。
なんていう文が載ってます(今適当に書きました。何の料理でしょ
うか)

上の表現は、日本語の特徴をとてもよく表しています。

レシピのような文章では、
「動作の主体が明らかでない(だれでもいい)」
「簡潔に表現するため、『材料名』を文頭で一度だけ提示したい」

という要求があります。具体的に言うと、

動作の主体をわざわざ明示すると
「あなたは、にんじんの皮をむいてください、そして乱切りにしてく
ださい」
くどいです。しかもくどいだけでなく、重大な問題があります。

ここで、「~してください」というのは依頼で、「あなた」に対して
言っているのは自明だから「あなたは」を省略すればいい、という
鋭い人もいるでしょう。ところが、

にんじんの皮をむき、乱切りにしてください。

これでは、にんじんの皮を乱切りにする人が出るかもしれませ
ん(^^)
そんなバカな、という人は、下の例ではどうでしょうか?

いわしの背骨を取り、衣を付けて油でかりっと揚げてください。

骨を揚げるのか、身を揚げるのか全然分かりません。

いわしは、背骨を取り、衣を付けて油でかりっと揚げて下さい。

「は」で居場所を明確にすることによって、文の意味がしっかりし
ます。

この場合、「いわしは」は「主語」にはなりません。取るのも「背骨」
なので「目的語」ともちょっと違いますね。でも日本語としてはすっ
きりしています。

先ほどのにんじんの例を英語にする場合、普通は「受け身」にしま
す。

A carrot is pared and chopped.
pare:ナイフで皮をむく   chop:乱切りにする

これは、「動作の主体を隠す」「材料名を文頭で一度だけ提示」を
満たしています。

日本語では
動作の主体は「言わなければ隠せる」
材料名は「居場所(主題)として『は』をつけて文頭で提示」
でしたが、

英語では
動作の主体は「受け身にして隠す」
材料名は「受け身の文の主語にして文頭に持ってくる」
とします。

なぜレシピの話をしているかというと、化学やバイオの実験で手順
を示すときもレシピ形式で書くからです。
いつの間にか役立つ話に(^^)

逆に、レシピや論文の実験項を日本語に訳すときは、受け身文の
主語を日本語では「は」で提示して、受け身文を能動態(受け身でな
い文)に直して書けば日本語らしくすっきりします。

最後に例を出して終わりにしたいと思います。

The mixture was incubated at 50℃ and stirred overnight.
その混合物は、50℃に加温し、一晩攪拌した。

The solvent was evaporated under reduced pressure.
溶媒は、減圧下で蒸発させた。

日本語をしっかり理解することで英語力が向上する、こんなお得な
ことはありませんよね!

次回以降も乞うご期待!

※「主語」:日本語には主語はないという説もあり、それなりに説得力
があるので、あぢゃんは「学校で習うような主語」の意味で「主語」と
書いています。「目的語」も同様です。英語のような目的語とは違うの
で、あえて「目的語」と書いています。
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by azhan | 2004-10-30 11:39 | 日本語

ブログ開設記念「象は鼻が長い」

自称語学マイスターのあぢゃんと申します。

理系で語学好きです。
現在、英語、ドイツ語、フランス語に挑戦中です。
実は、日本語の奥深さにも惹かれています。

ということで、このブログでは日本語を理解すると英語の理解も深
まる、という話を中心に、語学力向上に役立つ情報を提供します。

このブログのタイトル通り、言語学の香りのする話題を提供します。

では、早速記念すべき第1回の記事を書きたいと思います。
パチパチパチ・・・

今回は、英語と日本語の違いについて考えてみたいと思います。
日本語から英語という、非常に異なった言語に頭を切り換えるには、
両方の言語の違いを意識することが、特に大人にとっては助けにな
ります。

つまり、大人は日本語を理解することで英語力が向上するのです!

今回の「日英の違い」は、「主語」についてです。

実は、日本語の「主語」は英語の主語と随分違うのです。これを理
解しないと、日本語と同じ感覚から抜け出せません。
なお、ここで日本語の方だけ「主語」としているのは日本語には主
語はない、とする考え方もあるからです。

詳しくは、「日本語文法の謎を解く」金谷武洋著 ちくま新書 参照

さて、早速例文を見てみましょう。

「象は鼻が長い」

これは、日本語の文法研究では有名な文で、「象鼻文」と呼ばれて
います。これって、日本語としては問題ないですよね。

しかし、出来るだけ直訳に近い形で英語に直せますか?



まず主語は・・・ elephant? nose?



ねっ。難しいでしょ。

じゃ、これはどうですか?

「象の鼻は長い」

The nose of an elephant is long.

ちなみに、英語的には以下の方がずっと自然です。
An elephant has a long nose.
ですが、話がややこしくなるので今日は忘れてください。

このhaveを使って状態や状況を表すやり方も極めて英語的なので
そのうち取り上げたいと思います。でも、今日は忘れてください。

さて、話を元に戻して、

「象は鼻が長い」でしたね。

実は、この日本語、よ~っく考えてみると

「象は」で「象のことを話すんだよ~」という主題を提供しています。
次に「鼻が長い」という文は、単純に英語の
The nose is long.
に相当します。

では、「象は」はどう訳すのでしょうか?
僕は、こう訳すのが日本語の感覚に一番近いと思います。

Speaking of an elephant,(象について言うと)

つまり、まとめると、「象は鼻が長い」は、

Speaking of an elephant, the nose is long.

と、なります。
重ねて言いますが、あくまで直訳的に訳した場合です。
但し、これでもまだ日本語の感覚とは少し違います。

日本語と英語の構造の違いを垣間見ましたね。

他にも、「飛ぶのが速い」「足が遅い」「君が好き」「家が遠い」など、
「○○は」と組み合わせると英語に訳せない表現が沢山あります。

日本語の場合、「は」がかなり特徴的な助詞で、これが出たときに
英語に素直に訳せない場合が多いです。何回かにわたって「は」
の不思議について書いてゆく予定です。

一方、英語では「は」のような糊付けをする役割の言葉がないので、
どうしても文と文とが切れ切れになります。そこで、前の文の内容
を受けるのに、代名詞(he she it etc.)やTheを多用します。

日本人はaとtheの区別が難しいですね。これは、「は」について理
解すると随分改善できると思います。僕はそうでした。

日本語をしっかり理解することで英語力が向上する、こんなお得な
ことはありませんよね!

次回以降も乞うご期待!
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by azhan | 2004-10-22 20:01 | 日本語