日本語の優れた特徴を活かそう

語学マイスター あぢゃんです(*^_^*)

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しばらくは、日本語を考えることで英語力を向上させることを
目指して記事を書いてゆきます。

このブログの、日本語に関する記事のみを並べるとつながりがよ
く分かりますよ。
日本語カテゴリーの記事

さて、
今日は、日本語文法について考えてみます。皆さんが試せるよう
に、ツールとしてWeb上で公開されている自動翻訳ソフトを使っ
てみようと思います。

使用するのはexcite翻訳powered by Amikaiです。


今回も美しい日本語の要、「は」についてです。

こんにゃく文と言われる文があります。
日本語の文法研究では有名な文のようです。

「こんにゃくは、太らない。」

早速、自動翻訳してみます(結果は予想できますね)。

Konnyaku does not grow fat.

解説するまでもありませんが、powered by Amikaiの解釈によ
れば、「こんにゃく」が、続く動詞の動作の主体になっています。

太ってふくれてゆくこんにゃくって・・・想像してしまいました。

さて、「言語学のかほり」以前の記事でこんな文を書きました。


いわしは、背骨を取り、衣を付けて油で揚げてください。

早速自動翻訳してみますか。

A sardine should take the backbone, should attach
clothes and should fry them in oil.

(笑)・・・衣=clothesなのね。

ちなみに、以下のようにするのが分かりやすい、というか正しい
訳です。

Remove the backbones from sardines, coat them in
batter, and deep-fry them.

この文の主語は(命令形なので表れませんが)一貫してyouです。

これらの例で分かるとおり、翻訳ツールは、「○○は」という言い
方を期待通り間違えてくれました。英語にするときに主語にしてし
まったのですね。

日本語の「いわしは」は主語でもないし、目的語でもありません。
こうして考えるとむずかしいですね、日本語は。

でも、使いこなすだけなら簡単ですよね。

まず、主題、つまり大事なことを「○○は、」で提示。次に、
a.その○○が主語になる場合はそのまま続ける。
b.話者が主語になる場合は、「主語」の明示を避ける。
c.別途明示する必要がある時に「主語」を「△△が」で
  明示する。

という感じです。
上のa~cに対応する形で、2、3例を出してみます。

この記事は、役に立つ。
この記事は、昨日書いた。
この記事は、あぢゃんが書いた。

この一連の表現は、日本語の感覚としては、構文に大きな違いが
なく「この記事は」で始まり、その記事の説明があとに続きます。

ところが、全部英語に訳してみると、

This article is useful.
I wrote this article yesterday.
Azhan wrote this article.

全部主語が違います。当然、日本語の例みたいな一連の表現とい
う感覚もありません。

日本語を意識して、英語力を向上させる、というのは、こういう
ところを良く意識することなのです。

日本語の文を上手に書く場合、取り上げたいトピック、キーワー
ドを「○○は、」という形で文頭に持ってきて、あとは必要に応
じて「△△が」や、「□□に」などを使って、最後に動詞を持っ
てくればいいわけです。

主語から始めなくても文が作れるのは、日本語の優れた特徴です。
当然、上手に使えば英語より美しく文が作れます。

一方、英語には日本語のこの特徴がないということをよく意識す
る必要があります。

英語では、動作主(いわゆる主語)以外を文頭に持ってこようと
すると、受動態(受け身)を使ったり、強調構文を使ったりと、
かなり工夫が必要になります。

このあたりのことは、そのうち取り上げたいと思います。

今日は、日本語のすばらしさに触れましたね。

それでは次回もお楽しみに。

(メルマガと関係ない記事も時々書きますので、時々遊びに来て
くれるとうれしいです。)
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by azhan | 2004-11-24 21:41 | 日本語
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